二〇〇六年。アルカイダ幹部が逮捕劇のさなかに死亡し、残されたパソコンからテロ計画書が発見される。コーランの中で特別な意味を持つ「アル‐イスラ」と名付けられたこの計画は、とてつもなく大規模で、世界を恐怖に陥らせるものであることは間違いない。が、米英諜報部がどれほど手を尽くしても詳細は分からなかった。そこで、一人の男に白羽の矢が立つ。マイク・マーティン―かつて湾岸戦争の際にバグダッドへ潜入し、サダム政権内部のスパイと接触するという任務を成功させた元SAS将校が、いま再びアラブ世界へ送り込まれることになる。今回取られたのは“替え玉作戦”。マイクは、現在はアメリカで収容中のタリバン戦士、イズマート・ハーンに成り代わり、強固に閉ざされた組織・アルカイダへと深く潜入する…。
(「BOOK」データベースより)